ミニのインプレ的なもの
どうも皆さんこんにちは。セカベです。
テスト期間も残り半分。レポート提出なんかもある私ですが、今日から大学は後期特別授業期間なので通常授業はなくなり、少し余裕が出てきて嬉しい気分です。
そういえば、明日からはセンター試験ですね~。ウチの弟も今年受験ですが、果たしてどうなる事やら…
閑話休題。
今日のテーマは普段、ミニを乗り回していて思ったこと、インプレ、感想…みたいな感じです。
当ブログの目的に「ミニって実際どうなんだ」という疑問にできる限り答え、皆さんにミニを知っていただくというのもありまして、ミニに乗っていて感じた事は常に発信していきたいと考えています。
割とそういう情報ってネット上だと見つけにくいですからね。これからミニに乗ろうと考えている方々のお力になれれば幸いです。
※注意※あくまでも個人的な感想・考察なので絶対に正しいとは言えません。この記事内容は参考程度に留めておいて下さい。また独学知識なので間違いがあればコメント欄で指摘して頂けるとありがたいです。
では始めます。
さて、私のミニ――ミニ・ヴァリアント号はみなさんご存知の通り、1999年式のインジェクションミニです。主な用途はバイト先への通勤とドライブです。
※夜中のコンビニで存在感を放つミニ。よくみるとルーフの真ん中辺りに結露が…(;´∀`)
私のミニは前オーナーさんの手によって色々と手は加えられています(コイルサス化、リアウインドウ開閉式化、ホイール交換などなど)が、基本的にはノーマルなミニ…のはずです。
※先日、ひょんなことから発見されたKONIクラシックショック。なんでもKONIショックはコイルサスとの相性がいいんだとか。納得のセッティング。
まず、乗り心地。みなさん一番気になるのは乗り心地だと思います。
私のミニ・ヴァリアント号はコイルサス&KONIのお陰で劇的に乗り心地が良くなっています。これに関しては、まだラバーコーンのミニに乗ったことがないので詳しく言及する事は出来ませんが、とりあえずコイル&KONIの組み合わせはオススメという事だけが今ハッキリしている事ですね。どのくらいかというと、ミニの前に乗っていたサニーB15=ひと昔前の国産セダンと同等くらいの乗り心地になります(若干下回るかも)。
具体的に言えば、路面状況が若干伝わりやすい(起伏などで少しばかり車内が揺れ、ガクガクと音が鳴るが、慣れれば大丈夫なくらいな衝撃と音レベル)くらいです。
しかし、乗り心地に関しては一つだけ問題が。
それは慣れるまで足元が若干窮屈に感じるという事です。
ミニには大抵、ヒーターがついていますが、それ繋がる太いホースのような部品がクラッチの付近にあるので慣れるまで非常に邪魔くさく感じます。
※ステアリング下部斜め左に見え隠れする蛇腹ホースが問題の部分。おそらくヒーターホース?
というかヒーターホースは、ミニの足元スペースに慣れて、自分にあった足の置き場を発見した後も、ごく稀に邪魔に感じます(それでも、自分にあった適切な足置き場を見つけると大分窮屈さは改善されます)。
そもそも私はミニのヒーターを今まで一度も使ったことがありません。車内でも愛用のフライトジャケットは脱がないので、雪道でもない限り、エンジンからの熱で暖房は十分なのです。
まぁ恐らく雪道ではヒーター必須だと思いますが…そうなるとヒーターホースどうしよう…
乗り心地に関してはそれくらいです。
ミニの乗り心地は(少なくともコイルサス化されたミニは)言われてるほど悪くないです。ラバコンのミニはぴょんぴょんと跳ねるそうですが、それを懸念するならばコイルサスという選択肢もあります。
意外とミニの中古市場ではコイルサスミニもよく見られます。「乗り心地について若干気になってしまい、なかなか手が出せない」という方はご安心下さい(それでも、これ以上の乗り心地を求めるならその方には恐らくクラシックミニは向いていないでしょう)。
しかしミニ本来の乗り味を味わうなら、やはりラバーコーンが最適でしょう。私もいつかラバーコーン化したいなぁと考えています。しかし、いつになる事やら…
ミニに乗る上で最低限でもいいから実用性を得たい・維持を少しでも楽にしたい方はコイルサス。
ミニ本来の乗り味を体験したい方はラバーコーン。
という感じになると思います。
次は操作性と計器類の反応&実用性です。
私のミニにはステアリングアジャスターが装備されているので、ハンドルがトラックのように上を向いておらず胸の方に向いてくれるのでとても扱いやすいです。
ステアリングアジャスターはほぼ必須装備ですね!
ステアリングに限らず、ミニの操作装置はほとんどが遠い位置にあります。
シフトレバーも操作性を上げるためにオートパドックさんのオリジナルシフトレバーを付けて貰っています(というか元々ついてた)。
※若干の傾斜がついているシフトノブ。とても扱いやすい。発煙筒へのアクセスが容易なため、緊急時には助かるかも?
乗ってて困るのはスイッチ類です。ヒーターのところで出した画像を見て頂けるとお分かりになると思いますが、リヤフォグランプスイッチもハザードスイッチも結構手を伸ばさなければ届かない位置にあります。また手を伸ばしてON/OFFするので、たまにしっかりスイッチを切れていない状態になり、スイッチを押しても動作しない現象(この現象は改めてしっかりスイッチを切ると直ります)が起こります。
またスイッチ形状が同じなので、暗い時や咄嗟の時に使用する際、手間取ってしまい結構不便です。
対策品はあるにはありますが、これは慣れるか、別ユニット(センターキー化キットでスイッチの配置自体を変えるなど)に変えるしかないですね(特に高年式ミニは対策品が少ない、というかほとんどない)。私は現在、財政難なので慣れる方向で頑張ってます。
さて。ミニの操作性を語る上でもう一つ注目すべき個所があります。ブレーキ系の固さです。
ミニはアクセルもクラッチもスイスイ踏めますが、ブレーキはかなり固い踏み心地です。サイドブレーキも乗り始めた当初はかなり固く、引くのにも一苦労でした(現在は私とサイドブレーキのどちらが慣れたのかはわかりませんが、特に問題のないレベルにまで改善しています)。
ブレーキ自体の効きは想定してたよりかは効きますが(といっても現代の感覚では効かない部類に入るのでエンブレは習得必須。エンブレに関しては下記参照)、ブレーキペダルの固さは想定外でした。
まぁしかし、解決手段がないわけではなく、強く踏み込めば大丈夫です。
では計器類に話を移しましょう。
私のミニの計器類は純正のものを使用しておりますが、一部がアバウトです。具体的にはスピードメーターと燃料計がアバウトです。
スピードメーターは走行時にやたらとプルプル震えます。といっても震えは小さいものなので速度を読み取るのには問題はないのですが、結構気になります。
燃料計はかなりあてになりません。半分くらい減ったと表示してあるのに、実際に入れてみると6L程度しか入らなかったりなんてザラです。
しかしこれは一種の味みたいなもんだと私は思っています。
またインジェクション車は燃料で燃料ポンプを冷却する仕組みのため、燃料は気持ち早めに入れておいた方がいいので、そういう意味では都合がいいかも知れません。
そういう訳で私は急ぎでなければ、燃料計が半分を指して頃に燃料を入れる事にしています。
次は実際の運転している時の感想です。
現在は最適な回転数――1速から2速、2速から3速、3速から4速の、どのシフトアップでも、だいたい2000回転くらいでやるのがちょうどいい――でのシフトアップをしているので改善しましたが、半端な回転数でシフトアップすると変速ショックが凄いです(当たり前ですが)。
当初はクラッチを丁寧に繋がなかったからなのかと思っていましたが、それは間違いで、2000回転辺りまでアクセルを踏み、クラッチを踏むと同時にアクセルからパッと足を離し、直ぐにシフト操作をすればスコッと入り、クラッチをスパッと一気に繋いでも(クラッチを繋ぐ=クラッチペダルから足を離す)、変速ショックは起こりませんでした。
というよりクラッチを丁寧に離す――いわゆる半クラを意識した繋ぎ方――をするとクラッチの消耗が激しくなるので、基本的にクラッチはスパッと繋いだ方がいいのです(これはシフトアップ、シフトダウン関係なくそうです)。
路上走行ではスムーズな変速が求められる(変速がもたつくと加速も遅くなり、後ろからクラクションを鳴らされます)ので、この乗り方はオススメですね。
例外として発進時とバック時などです。
発進時はアクセルを若干踏みながらゆっくりと繋いであげっればエンストもノッキング(車がガクガク振動するアレ。エンストの前兆とも言えます)もせずに発進できます。
バック時はアクセルを適度に踏み(あまり強く踏まないように)半クラ状態でやるとゆっくりバックできます(アクセルを踏み過ぎたり、クラッチを繋ぎ切ってしまうと急加速バックを味わう事になり、かなり怖いです。納車時に前向き駐車してしまったのもこれが原因でした)。
まぁこれらは運転教習でも習うので、皆さん周知の事でしょうが、MT乗り始めの方は実際に運転している時にこれらをキッチリやるのは結構難しいと思います(私もそうでした。MT乗り始めは緊張しまくりで、凡ミス連発してました。慣れれば何とかなりますが)。そのために今回改めて紹介しました。
ミニに限らずMT運転はとにかく焦らずにキチンと操作する事が肝要です。
加速のお話の次は減速のお話し。上記の通り、ミニのブレーキペダルは固いです。という訳で必然的にエンジンブレーキ(以下エンブレ)を習得する必要――というよりMT車でもAT車でもエンブレはブレーキの消耗を抑えるので必須とも言えます――があります。
ではミニのエンブレは何速から効いてくるのか、何速でやるのがいいのか。
私は3速でのエンブレが一番使い勝手が良いと思います。
特に一般道では3速エンブレがちょうどいい感じです。元々、ATのサニーB15に乗っていた時でも減速時はDからセカンドにいれてエンブレを使っていた私ですが、体感的にミニの3速エンブレはそれと同等の強さのエンブレです。
2速エンブレは確かに強く効きますが、その分、ガクっと一気に減速するので、MT初心者のうちは危ないと感じます。
私の現在の減速から停止のやり方としては、
- 信号や踏切などの停止ポイントを視界に収める。
- アクセルからスッと足を離す。
- 3速以下ならそのまま、4速なら3速へシフトダウン。この時、若干の加速を得たい場合(すこし減速が早過ぎた時など)にはクラッチを繋いだ後、アクセルを若干踏む。
- ほどよいエンブレが効いてくる。この時、減速具合をブレーキを踏んで調節する(速ければ踏み、そのままでいいなら踏まない)。
- 回転数が落ち、ノッキングが始まりそうになったらクラッチも踏む(ここからはエンブレは効かなくなるので要ブレーキ)。
- 停止(停止後、発進に備え、忘れぬ内に1速に入れておく)。
こんな感じです。個人的に3速エンブレは本当に使いやすいです。AT車から乗り換えたから特にそう感じるのかも知れません。
ちなみに、今、サラリとシフトダウンなんて書いてしまいましたが、4速から3速へのシフトダウンは一般道走行時なら本当に簡単です。
ポイントとしては――当然ながら――3速から4速に上げた後の速度と回転数に合わせる事です。
まぁ一般道走行中は3速から4速に上げた後、あまりガンガン加速する事はないので(というか4速に変速した後は40kmの速度にすぐ届く)、アクセルをスッと離し、必要なら少しブレーキを踏んでやれば、直ぐにシフトダウンに最適な速度&回転数になります(なるはず)。
個人的には、4速から3速のシフトダウンが最も使われるシフトダウンだと思います。
3速から2速に入れる事もありますが、それは停止ポイントで停止しかけたけど直ぐに発進する状態になった時(具体的には赤信号だったのが青信号になった時など)に使うくらいですね。
でも、1速は完全停止状態もしくはそれに近い状態でないと入らないので(少なくとも私のミニはそんな感じです)、上記例の時は3速から2速へのシフトダウンは便利です。停車寸前の車がぬるぬると動いている時に加速を求められたなら1速ではなく2速で加速した方がいいですね。
次はハンドリングです。マニュアルステアリング(いわゆるパワステレス)の車はミニが初めてでしたが、慣れればどうってことないです。発進時とバック時など、低速状態だと結構力が要りますが、通常走行時はサニーB15(サニーにはパワステがついてました)と変わらない重さになります。
教習時に乗ったカローラアクシオE16(コイツのパワステは抵抗を全く感じず、くるくる回りました)くらいとまではいきませんが、十分軽くなります。
パワステレスである事を感じるのは主に低速だけで、運転中はほとんど快適ですね。
また、回せば即クルッと旋回するミニ特有のハンドリングは最高です。ダイレクトに操作している感じが伝わってきます。
全体的なドライブフィーリングとしては、ミニは走っていて非常に楽しい車だと思います。
ミニに乗っていると、ゴーカートフィーリング――車高が低くハンドリングもキビキビとしているミニは低い速度域でも加速感を味わえ、ステアリング操作にも機敏に反応するためゴーカートに乗っている気分になる事――のお陰で、そこらへんの道を走っていてもワクワクします。視界も広く、流れていく景色も余すところなく味わえます。
ミニに乗っていれば車を速く走らせる事だけが「走りの楽しさ」ではない事を実感できます。
そこらの軽自動車よりコンパクトなミニはどんな道にもスイスイ入れて、日本の道路事情にバッチリマッチする事が分かります。
また、よく日常的にトラブルが起こりやすいと言われているミニですが、キチンと整備して、こまめに点検してやれば問題ありません(と思います)。
私のミニは納車してから結構走ってますが、その間に致命的なトラブルは一度もありませんでした(上記のハザードランプの件のような細かいトラブルは除く)。
色々と不便さもありますが、日常で使っていく上で致命的な欠陥があるという事はないと思います。
と言ってもまだまだ乗り出したばかりなので、今は、現時点では問題なく走る良い車である、とだけ主張しておきます。
しかし、ミニを運転している上で感じる不便さもまた、確かに存在します。
ミニは車高が低い事で実速以上の加速感を味わえますが、一方で前方視界に関しては若干のデメリットがあります。前を走っているのが少しでも大きなタイプの車だと前の視界を結構ふさいでしまいます(信号待ち時や渋滞時などには特にそう感じます)。あと信号の停止線で停まると信号が見えなくなったり、距離にもよりますが対向車のロービームがハイビームみたいに感じられます。
またミニに乗っているとやたらと煽られてる気分になります。これは私が国産セダンから乗り換えたのも原因の一つなのですが……
※ご覧の通り、上の写真がサニー、下の写真がミニです。
サニーもミニもどちらもセダンですが、
サニーは3ボックスセダンもしくはノッチバックセダン、
ミニは2ボックスセダン
と分けられます。
3ボックスセダンとはエンジンルーム、キャビン、トランクの三つの要素で構成されているセダンで、2ボックスセダンとはエンジンルーム、キャビン兼トランクの二つの要素で構成されているセダンを指します。
リアウインドウと後続車との距離はリアデッキ(独立したトランク部分)がある分、サニーの方が余裕があります。ミニのリアは
このようにハッチバックみたくリアデッキが皆無なので、後続車を近く感じてしまうのです。
この性質の影響で、納車当初は滅茶苦茶焦りながら運転してました(今は慣れましたが)。
ミニを運転するという事はこういったミニがミニである故の独特な感覚に慣れる必要があります。
それらを許容する事が出来るか、というのがまず一つの関門となる事でしょう。
このようにミニは決して楽しいだけの車ではありません。
しかし手の掛かりように見合った楽しみを与えてくれる車とも思います。
色々と拙い内容ですが、今回の記事が皆さんとミニとの距離を少しでも縮めてくれたら嬉しいです。
今回はこのへんで失礼します。ではまた。